2013年3月11日月曜日

オレンジルート

英語:orange route

在日米軍による戦闘機の低空飛行訓練の経路のうち、四国上空を経由して紀伊半島から山口県の岩国基地までを飛行する経路の通称。

オレンジルートは、和歌山県を始点とし、徳島県、高知県、愛媛県の四国三県を通過して山口県の岩国基地に向かう。

米軍による低空飛行訓練の経路は、それぞれ色名による通称で呼ばれている。例えば、九州上空を一周するように飛行する経路は「イエロールート」と呼ばれている。他にも、東北の太平洋側を縦断する「グリーンルート」、東北の日本海側を縦断する「ピンクルート」など、経路は各地方・ほぼ日本全土の上空に存在する。各経路は日本共産党が2012年8月に公開した記事に詳しい。

2013年3月初旬に、四国上空でオレンジルートを通過する米軍機が目撃されている。訓練に使用された輸送機「MV-22オスプレイ」は、その安全性について疑問視・不安視する声も多い。当初はイエロールートを利用するとしていたものを、前日に急遽オレンジルートへ変更して飛行訓練を実施した経緯も不安の種となり、オスプレイが飛行訓練を実施した後日には主力戦闘機「FA-18ホーネット」とみられる戦闘機も確認されるなどしている。

関連サイト:
日本の空は誰のもの - 日本共産党 しんぶん赤旗
Final Environmental Review for Basing MV-22 Aircraft - 防衛省
仮訳 - 防衛省