2015年2月27日金曜日

脱原発テント

読み方:だつげんぱつテント
別名:反原発テント
別名:経産省前テント

「脱原発」を訴える市民団体が、原発政策に対する抗議の意思の表明として経済産業省の敷地内に無断で組み立てたテントの通称。

脱原発テントは2011年9月に設置された。東京電力福島第一原子力発電所で原発事故が発生してから約半年後にあたる。市民団体側はこれを「経産省前テントひろば」と称しており、脱原発を訴える人々の集結する場、と位置づけている。

総務省は脱原発テントの退去を要請したが、脱原発テントを設置した市民団体側はこれに応じなかった。総務省側は裁判所へ申し立て、2013年3月14日、土地の専有をやめるよう伝える東京地方裁判所からの公示書を掲示した。それでも市民団体側は退去に応じなかった。

2015年2月26日、東京地方裁判所は脱原発テントの立ち退きを命令、同時に、これまでの土地使用料を支払うよう命令した。NHKニュースによれば、この時点で市民団体側に支払いが要求される額は2890万円に上る。

関連サイト:
脱原発のテント撤去と敷地使用料命じる - NHKニュース 2015年2月26日