2013年5月21日火曜日

特定失踪者

読み方:とくていしっそうしゃ
別名:特定失踪者問題

北朝鮮によって拉致された疑いがある人々。日本政府によって拉致被害者として認定されていないが、拉致された可能性が高い日本人を指す。

2013年5月現在、日本政府によって拉致被害者として認定されているのは17人である。「特定失踪者問題委員会」によると、これらの拉致被害者に加え、約470人が拉致された疑いがあるという。その約470人が特定失踪者とみなされる。

安倍晋三首相は5月20日の参院決算委員会で、拉致被害者に加え、特定失踪者の帰国も拉致問題解決の一つの要素だと発言した。国際社会が北朝鮮の核開発やミサイル発射といった軍備拡大の問題の解決を優先している一方で、拉致問題は日本が主導して解決していくべきものだと日本政府は主張している。

関連サイト:
特定失踪者問題調査会
北朝鮮による日本人拉致問題 - 政府 拉致対策本部
特定失踪者帰国も要求=拉致解決「日本が主導」-安倍首相 - 時事通信