2013年5月7日火曜日

児相送致

読み方:じそうそうち
別名:児童相談所送致

重大事件を起こした非行少年の事件書類あるいは身柄を、児童相談所(児相)に送ること。

児相送致と同様に、家庭裁判所に送致することは「家裁送致」と呼ばれる。

罪を犯した少年、14歳未満で触法行為を犯した少年(触法少年)などは、少年法の規定に基づき家庭裁判所において審判に付される。家庭裁判所での調査等の結果、児童福祉法 に基づき児童福祉機関の指導に措置を委ねるべきと認められる場合に、当事者である少年は児童相談所に送致される。

2007年に少年法が改正された。この改正により、警察が非行(事件)の調査結果を鑑み、家庭裁判所に送致するよりも児童相談所に送致することが妥当と判断した場合には、警察が児相送致を行えるようになった。

児童相談所は、触法少年に係る重大事件につき警察から送致された場合には、事件を原則として家庭裁判所に送致しなければならないこととされた。

関連サイト:
少年法 - e-Gov
少年事件の処分について - 裁判所
児童相談所運営指針 - 厚生労働省