2013年6月12日水曜日

パテントボックス

別名:パテントボックス制度
別名:パテントボックス税制
英語:patent box

ロイヤリティをはじめとする知的財産権を元に発生した所得について、法人税の軽減をする制度。2013年現在、主にヨーロッパで導入されている制度である。

パテントボックスは知的財産を製品などに活用したことによって生じた所得などに適用される。一般的に、知的財産を保有する企業などは税率の低い国や地域に移動することが多い。知的財産が開発された場合に、法人税を回避するために多くの企業などが他国へと移動している。

知的財産の開発国から低税率の国や地域への移動を減らし、知的財産権を持つ企業が自国で知財を保有することを促進を促進することがパテントボックスの目的である。

イギリスでは2013年4月からパテントボックス制度が導入された。日本政府も企業支援税制の一環としてパテントボックス導入に向け調査を行っている。特に、知的財産を保有する企業を優遇し、研究開発などの海外流出を防ぐ手段として日本政府は注目している。

関連サイト:
欧州のパテントボックス税制 - JETRO