2013年6月12日水曜日

食料自給力

読み方:しょくりょうじきゅうりょく
別名:食料供給力

世界的な食料不足などに陥った場合に、農作物を自国内だけで自給できる能力。

特に食料自給率が低い国家において、自国内での安定的な食料供給の確保は重要だとされている。農林水産省によると、2011年、日本の食糧自給率はカロリーベースでみれば39%(生産額ベースで66%)と先進諸国の中では低い数値を記録している。政府は食料自給率45%を目標とし、食料の安定供給体制を固めようとしている。

2013年6月11日に日本政府は、2012年度の農業白書を閣議決定し、「食糧自給力」を強化する考えを表明した。農業白書では自給力の強化のために、農業に従事する人を増加させる施策や農地・農業用水の確保などの必要性などが主張されている。またTPP交渉参加に合わせて、日本産の農産物の輸出促進政策も検討されている。

関連サイト:
国内農業の食料供給力(食料自給力)の確保に向けた取組 - 農林水産省
日本の食料自給率 - 農林水産省