2013年9月13日金曜日

スポーツ基本法

読み方:スポーツきほんほう

スポーツに関する施策を国家戦略として推進し、スポーツ立国を実現することを目的として制定された法律。2011年に成立し施行された。

スポーツ基本法は、1961年に制定された「スポーツ振興法」を基に全面的な改定を加えたものと位置づけられる。スポーツ振興法は1964年東京オリンピックの開催を見据えて制定されたもので、主に運動施設や環境の整備などに主眼が置かれていた。

スポーツ基本法は、2000年代半ばに提言されて2010年前後に策定された「スポーツ立国戦略」を含む一連のスポーツ振興の流れの一つと見ることができる。2011年には東京都が2020年夏季オリンピック・パラリンピックの東京招致を表明し、招致活動に取り組んだ。

スポーツ基本法の附則では、スポーツ関連の政策を一元化し「スポーツ庁」について検討していくとの言及がある。2013年9月に国際オリンピック委員会(IOC)総会で2020年オリンピックの開催地が東京に決定したことを受け、政府は本格的にスポーツ庁の設置を進めると報じられている。

関連サイト:
スポーツ基本法 - 文部科学省