2013年10月11日金曜日

アリス・マンロー

別名:アリス・アン・マンロー
英語:Alice Munro
英語:Alice A. Munro
英語:Alice Ann Munro

カナダの短編作家。2013年にノーベル文学賞受賞者。

アリス・マンローは1931年オンタリオ州に生まれ、1968年に「幸せな影法師の踊り」原題「Dance of the Happy Shades」 )で作家デビューした。短編小説を専門とし、カナダという国や文化を背景に日常などを細やかに描く短編の名手として名高い。ノーベル文学賞の受賞理由でも、「現代短編小説の巨匠」(master of the contemporary short story)と述べられている。

アリス・マンローの代表作としては、1982年に発表された「木星の月」(原題「The Moons of Jupiter」 )、1990年の「若き目の友」(原題「Friend of My Youth」)2001年の「イラクサ」(原題「Hateship, Friendship, Courtship, Loveship, Marriage」)などが挙げられることが多い。最近刊行された短編小説としては、2012年の「Dear Life」、2009年の「Too Much Happiness」などがある。

アリス・マンローはノーベル文学賞を受賞するまでにも多数の文学賞を受賞している。2006年と2008年にはオー・ヘンリー賞を、2009年に国際ブッカー賞(マン・ブッカー国際賞)を受賞している。

アリス・マンローはカナダ人として初めてノーベル文学賞を受賞した人物となった。1976年に同賞を受賞した文学者ソール・ベローもカナダ出身ではあるが、幼時に米国に移り住み終生米国人として暮らしている。

関連サイト:
The Nobel Prize in Literature 2013 - Nobelprize.org
マンロー, アリス - 日本カナダ学会 メイプル豆辞典