2013年11月29日金曜日

ベバシズマブ

英語:bevacizumab

血管新生を阻害する作用を持ち、抗癌剤との併用によりがん治療への効果が期待できる薬物。2007年に承認され、「アバスチン」の商品名で販売されている。

ベバシズマブを投与することで、がん細胞が栄養を取り込むために血管を新生するはたらきを抑えることができる。栄養が十分に補給できなくすることでがん細胞の増殖活動を衰えさせ、進行を食い止めることが期待される。

ベバシズマブは一般的には手術等で摘出できないがんの治療に用いられる。血管新生阻害による副作用のおそれもあり、消化管穿孔などによる死亡例も報告されている。

関連サイト:
ベバシズマブ - 国立医薬品食品衛生研究所生物薬品部