2013年12月2日月曜日

金余り相場

読み方:かねあまりそうば
別名:カネ余り相場
別名:過剰流動性相場

通貨量が、経済活動に必要な適正水準を上回ることによって起きる相場のこと。過剰流動性相場ともいう。主に株式相場に対して用いられる。

金余り相場は、中央銀行による量的緩和などの金融政策に因るところが大きい。中央銀行では、マネーサプライ(通貨供給量)をコントロールすることでインフレやデフレに陥らないようにするが、デフレ防止、デフレ脱却を目的として量的緩和を行うことがある。このような時に金余り相場になる。

金余り相場では、投資意欲が高まるため相場は上昇することが多い。日本においては1986年頃の、赤字国債からの脱却のために行われた政策金利(公定歩合)引き下げが引き金となって金余り相場になった(いわゆるバブル景気の始まり)。