2014年1月23日木曜日

シダトレン

別名:シダトレン®スギ花粉舌下液
英語:CEDARTOLEN
英語;CEDARTOLEN® SUBLINGUAL DROP

スギ花粉症に対し減感作療法(アレルゲン免疫療法)の効果が期待できる、舌下に投与するタイプの薬剤。鳥居薬品が開発し、2014年1月に国内における製造販売承認を取得した。

シダトレンが用いられる減感作療法とは、アレルギー疾患の原因(アレルゲン)を投与してアレルゲンに対する過敏性を減らす治療法である。最初は微量・低濃度のアレルゲンを投与し、徐々に増量し高濃度のアレルゲンを投与していくことで、アレルギー反応の緩和、治癒を行う。

花粉症の減感作療法は、皮下注射などの方式では既に行われているが、注射を受けるためには比較的頻繁に通院する必要があり、また注射は痛い、といった難点があった。シダトレンの場合、薬液を口に含んで飲み込む、というやり方で治療を進めることができるため、通院の負担を減らすことができる、注射に抵抗がある人も気軽に行える、といった利点がある。

シダトレンが製造販売承認を受けたと発表された時点では、発売時期や価格等は未定となっている。なお、「シダトレン」は鳥居薬品株式会社の登録商標である。

関連サイト:

スギ花粉症を対象とした減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬「シダトレン®スギ花粉舌下液」の国内製造販売承認取得について - 鳥居薬品株式会社 プレスリリース 2014年1月17日