2014年3月24日月曜日

対中貿易協定問題

読み方:たいちゅうぼうえききょうていもんだい
別名:対中国貿易協定問題

中国を相手国とした貿易協定の締結または発効に関連する問題。とりわけ2014年3月現在、台湾で発生した学生の議会占拠騒動(いわゆる台湾国会議場占拠事件)をこのように呼ぶことが多い。

台湾国会議場占拠事件では、2013年に台湾と中国との間で締結されたサービス貿易協定が発効することに強く反対する人々が、デモ隊を結成し、台湾の国会に相当する立法院へと突入、議場を占拠した。議場占拠に及んだ一団は学生を中心とし、人数は100名を超えるとされる。デモ活動は台北をはじめ高雄など各都市に広がっており、その規模は数千名を超えるという。

台湾立法府は3月18日に占拠され、24日現在の時点でも引き続き占拠された状態が続いている。立法府を占拠した学生らは、台湾の内閣に相当する行政院をも占拠しようとしたが、こちらは警察が強制排除を実施したことにより占拠に至っていない。