2014年4月29日火曜日

旭日小綬章

読み方:きょくじつしょうじゅしょう
英語:The Order of the Rising Sun, Gold Rays with Rosette

日本の栄典「旭日章」のうち、勲四等に位置づけられる勲章。国や公共に対して功労のある者、とりわけ顕著な功績のある者に贈られる。春秋の年2回、おおよそ数十名程度に授与されている。

旭日章には、勲等の高い順に、旭日大綬章、旭日重光章、旭日中綬章、旭日小綬章、旭日双光章、旭日単光章、の計6種類がある。勲等は功績内容の重要性、影響の大きさ、果たした責任の大きさなどが評価される。2003年に閣議決定した「勲章の授与基準」では、旭日章の授与基準が次のように規定されている。

  • 特に高く評価される功績を挙げた者」に対しては旭日重光章以上
  • 高く評価される功績を挙げた者に対しては旭日小綬章以上
  • その他の者に対しては旭日単光章以上

受賞対象となる分野は特に限定されてはいない。実業家や教育者をはじめ、科学、文化、スポーツなど各分野で活躍した者が旭日章、旭日小綬章の受賞対象となる可能性がある。2014年の春の叙勲では、俳優の津川雅彦、落語家・柳家小三治、児童文学作品「魔女の宅急便」の原作者として知られる作家・角野栄子なども旭日小綬章を受けている。

旭日章は功績の内容を称える勲章であるが、同じく国や公共に対する功労を称える勲章で、長年にわたる公務従事とその成績を称えるものに瑞宝章がある。

関連サイト:
勲章の授与基準(平成15年5月20日閣議決定) - 内閣府