2014年4月3日木曜日

南極海捕鯨

読み方:なんきょくかいほげい
別名:南極海における捕鯨

南極海を対象とした捕鯨、特に日本による南極海での調査捕鯨。2010年オーストラリアが日本の南極海捕鯨の停止を求めて国際司法裁判所(ICJ)に提訴し、審議の末、2014年3月にICJは日本の南極海捕鯨の停止を命じる判決を下した。

南極海とその周辺の一部海域には、鯨類の保護を目的とした「南極海クジラサンクチュアリ」と呼ばれる禁漁区が設けられ、同海域における商業目的の捕鯨(商業捕鯨)が禁止されている。ただし、科学的調査を目的とした捕鯨(調査捕鯨)は許容されている。日本はこれに基づき、調査捕鯨として南極海捕鯨を継続していた。

日本はICJの判決に対する失望の意を表明すると共に、判決を受け入れ、2014年度の南極海捕鯨は断念することを決定した。調査捕鯨は南極海以外でも実施しているため、調査捕鯨そのものが断絶するわけではない。