2014年4月1日火曜日

非アルコール性脂肪肝炎

別名:非アルコール性脂肪性肝炎
英語:Non-alcoholic steatohepatitis
英語:NASH

アルコールをほとんど飲まない者が罹患する、アルコールを過剰摂取した者とほぼ同じ症状の肝炎。アルコールに起因する肝炎(アルコール性脂肪肝炎)と同様に、脂肪肝が生じ、それが進行して引き起こされる。

脂肪肝は肝臓に中性脂肪が蓄積された状態である。過剰に摂取された栄養が肝臓に蓄えられたもので、肥満者、および、酒量の多い生活をしている者に多く見られる。生活を改善しないままでいると、肝細胞の線維化、肝硬変、あるいは肝臓がんに発展することもある。

非アルコール性脂肪肝炎の全段階にあたる脂肪肝は「非アルコール性脂肪肝疾患」(NAFLD)と呼ばれる。これを放置すると非アルコール性脂肪肝炎になりやすい。原因は特定されているわけではないが、生活習慣にあると見られており、検査で肝臓に異常が見つかった場合は飲酒習慣がなくても生活を見直す必要があるとされる。

関連サイト:
非アルコール性脂肪肝炎とは - 市立奈良病院