2014年5月14日水曜日

ケプラー186f

英語:Kepler-186f

恒星ケプラー186を主星とする天体(太陽系外惑星)で、ケプラー186の惑星系としては内側から数えて第5番目に位置する天体。太陽系外惑星で、生命居住可能領域(ハビタブルゾーン)にあり、かつ大きさが地球とほぼ同じという条件の天体としては初めて発見された。

ケプラー186とその惑星系は、はくちょう座の方向およそ450~500光年の彼方にある。恒星との距離や大きさなどの条件から、ケプラー186fには水が液体の状態で存在する可能性があると見られている。

恒星のハビタブルゾーンに存在する太陽系外惑星は、これまでにも複数発見されている。ただし、これら天体の多くはサイズが少なくとも地球の数倍はある天体であり(「スーパーアース」と呼ばれる)、木星や土星のように主にガスで恒星された天体である可能性が少なくなかった。ケプラー186fの大きさは地球の1.1倍程度と見られており、地球と同じく岩石などで構成された天体である可能性が強い。