2014年5月12日月曜日

ラニーニャ現象

読み方:ラニーニャげんしょう
別名:ラニーニャ
英語:La Niña

太平洋東部の赤道付近の海域において海水面の温度が平年よりも低くなる現象。同海域の海水面温度が異常上昇する「エルニーニョ現象」のちょうど逆の現象。

エルニーニョ現象およびラニーニャ現象は、ペルーとエクアドルの沖合から西方へ、太平洋のほぼ中心部まで伸びた海域で見られる。数年間隔でエルニーニョ現象とラニーニャ現象がほぼ交互に発生しており、セ氏温度で数度~十度弱ほどの温度差が同じ海域で発生していることになる。

ラニーニャ現象およびエルニーニョ現象は、周辺海域だけでなく世界各地の気候変動を伴う。日本でもラニーニャ現象およびエルニーニョ現象の発生に伴い、平年よりも気温が異常に上がったり、あるいは下がったり、雨量が異常に増えたり減ったりといった影響が観測される。

関連サイト:
エルニーニョ現象に伴う世界の天候の特徴 - 気象庁