2014年8月25日月曜日

甲状腺がん

読み方:こうじょうせんがん
別名:甲状腺ガン
別名:甲状腺癌

甲状腺に発生するがん。甲状腺は喉元にある器官で、ホルモンの生成分泌などに重要な役割をもつ。

甲状腺がんは放射線被曝の影響を受けて発生しやすいとされており、原発事故などの原子力災害が発生した際などには周辺地域の住民の健康面において最も危惧される症状のひとつとなっている。年齢が若いほど影響を受けやすい(甲状腺がんに罹るリスクが高い)とされる。

2011年に福島県に所在する東京電力福島第一原子力発電所で原発事故が発生して以降、福島県では事故発生当時18歳以下だった若年層を対象に甲状腺がんの検査を実施している。

2014年8月に発表された福島県の甲状腺がんの検査結果では、検査結果が出ている限りでは、特に被曝の懸念がなかった他県と同程度の水準となっており、原発事故による影響は特段認められないと結論づけられている。