2014年12月25日木曜日

拘束介護

読み方:こうそくかいご

主に高齢者介護において、要介護者を身体的に拘束して行われる介護のこと。

拘束介護には、紐などでベッドや車椅子に固定する方法の他、ミトン状の(指が分かれていない)手袋を着けさせる、部屋に施錠して出られないようにするといった扱いが含まれる。転倒事故や徘徊といった介護上の困難(面倒事)を起こさせないための措置として取られるが、慢性的な拘束は当事者である高齢者の尊厳を著しく損なうとして、高齢者虐待の観点から問題視されている。

高齢者介護においては緊急的・例外的に身体拘束もやむを得ないと判断される場合もある。介護保険施設の指定基準では、対応に切迫性・非代替性・一時性の要素があり、かつこれら要件の確認等の手続きがきわめて慎重に行われるケースに限り、容認され得る。

関連サイト:
身体拘束に対する考え方 - 厚生労働省