2015年2月4日水曜日

休廃業

読み方:きゅうはいぎょう

負債額以上の資産を持っていながら事業を停止すること。資産に余力がありながら企業活動を停止している状態。実質的に廃業の状態であるが、廃業の届出を済ませた事業者だけではなく、事業活動が停止状態にある事業者全般を含む、

会社が解散の登記まで完了している場合は「解散」と呼ばれる。解散した事業者は全事業も停止して事業所も閉鎖しており、同じ事業体として今後活動を再開する可能性もない。休廃業と解散とをあわせて「休廃業・解散」と区分される場合は多い。

休廃業は、事業の低迷や事業分野の斜陽化による早期の事業継続断念、あるいは後継者の不在などが休廃業の要因となりやすいとされる。2015年1月に帝国データバンクが発表した調査報告によれば、前年2014年の休廃業・解散の数は24000件あまりで、前年よりは減少しており、建設業の割合が全体の3割を占めた。代表者が70歳以上の高齢である割合は増加し続けている。休廃業もしくは解散した事業者の数は倒産件数の2.6倍に上るという。

関連サイト: 第6回:全国「休廃業・解散」動向調査(2014年) - 帝国データバンク