2015年3月4日水曜日

欲求5段階説

読み方:よっきゅうごだんかいせつ
別名:欲求五段階説
別名:マズローの欲求5段階説
別名:マズローの欲求五段階説
別名:自己実現理論

人間には5つの基本的な欲求があり、1つの欲求を満たせば次の欲求を求めながら成長していくものである、という説。アメリカ合衆国の心理学者であるアブラハム・マズローが提唱した。

欲求5段階説は、生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、尊厳欲求、自己実現欲求の5つの段階に分かれている。人間はまず、生きていくための食欲、睡眠欲などの生理的欲求を満たそうとする。生理的欲求を満たせば、次に安全な生活、危険を回避したいという安全欲求を満たそうとする。このように、順番に欲求を満たしていくと、最後に自己実現欲求にたどり着く。

欲求5段階説の最後の段階である自己実現欲求は、自己の持つ能力を最大限に引き出して行動をしたいという欲求である。

なお、アブラハム・マズローは晩年に、自己実現欲求の次の段階に「自己超越」があると発表している。