2015年4月1日水曜日

特化型事業

読み方:とっかがたじぎょう

業界の競争要因が多く、また、業界で優位性を構築する可能性の大きい事業。アドバンテージマトリックスにおける事業タイプの1つ。

特化型事業は、事業規模を拡大した場合、ROAが増加することもあれば減少することもあるという特徴を持っている。つまり、事業規模の拡大は、やり方次第で収益を上げることが可能といえる。

特化型事業の例としては、製薬会社が挙げられる。製薬会社の場合、事業拡大によって新薬を開発できれば、その分野においてシェアを独占することも可能になり、業界での優位性を構築できる。一方、新薬を開発できなければROAはおのずと減少することになる。

ちなみに、アドバンテージマトリックスにおける事業タイプには、特化型事業の他に、分散型事業、手詰まり型事業、規模型事業などがある。