2017年8月2日水曜日

哲学対話

読み方:てつがくたいわ
英語:philosophical discussion

設定した「問い」について複数人がお互いに考えを話し合い、問いに対する根本的な理解を深めていく行為。哲学対話は、哲学上の理論や回答の模索を目指したものではないため、参加者の哲学の学習歴に関わらず実現が可能である。

哲学対話は、1970年代アメリカにおいて、小学校の授業に取り入れられる形で広がりはじめた。現在では、児童の自律的思考や相互理解を育む教育の一環として、各国で哲学対話を導入する小中学校が見られる。

哲学対話の教育現場では、教師は生徒が「問い合う」ことを促し、自らの主張によって相手の主張を退けることのない対話が実現するようにする。