TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の当初の参加国12ヵ国のうち米国を除く11ヵ国で改めて協定を取りまとめようとする構想、および、その協定の枠組み。
TPPはもともと米国を含む12ヵ国で構成される協定の枠組みだったが、米国は2017年初頭にドナルド・トランプ政権発足まもなくTPPへの離脱を表明した。当初の枠組みでは12ヵ国が揃わなければ協定が発効できないため、枠組みを部分的に見直して「TPP11」へと改め、11ヵ国でも発行できる形に調整された。
TPP11には日本も参加している。
TPP11の協議はそれなりに進展しているとも言い得るが、依然として難航しているとも表現し得る。2017年半ばにはニュージーランドで政権が交替し、協議の流れに水を差すような方針転換も見られている。