2018年6月22日金曜日

シュリンクフレーション

別名:ステルス値上げ
英語:shrinkflation

食料品などの商品が、値段は据え置きのまま内容量を微妙に減らす形で実質的に値上げすること。価格を上げない代わりに容量を減らすこと。

シュリンクフレーション(shrinkflation)という語は「シュリンク(縮む)」によるインフレーションという意味合いで提唱された造語表現である。

シュリンクフレーションは、製造原価の高騰を要因として行われやすい。容量を維持して価格を引き上げる(値上げする)選択肢もあるが、値上げは消費者の反発を食らいやすい、そのため価格を据え置きにして容量を減らす選択肢が採られることになる。

昨今では日本でもシュリンクフレーション的な容量減に踏み切った商品が多く見られる。特に告知することもなく内容量を減らした商品は俗に「ステルス値上げ」と呼ばれている。

シュリクフレーション的な容量減は、従来よりも核家族化や人口減少といった家庭事情に合った少量という見方が可能な場合もあり得る。しかしながらメーカー側が「消費者のための変更」と謳って容量を減らした牛乳などは、ソーシャルメディア上では評価よりもむしろもっぱら嫌悪感を表明する声の方が多数派を占める。

Twitter上では「#くいもんみんな小さくなってませんか日本」のハッシュタグを付けたステルス値上げ=シュリンクフレーションの報告が盛んに投稿されている。

関連サイト:
#くいもんみんな小さくなってませんか日本 ― Twitter