読み方:さいようせんこうにかんするししん
別名:採用選考指針
経団連(日本経済団体連合会)が示した、就職活動・採用活動における基本的なルールのこと。企業が採用活動のスケジュールを決める手がかりとなっている。
経団連の採用選考に関する指針では、公平・公正な採用を徹底するといった理念的な指針や、採用選考活動開の開始時期あるいは採用内定日といった具体的な日取りに関する指針が示されている。多くの企業はこの指針から外れないように会社説明会や採用面接の開始日(解禁日)を設定している。
経団連は基本的に毎年度、指針を改定して告知している。前年度の指針が維持・踏襲される場合もその旨を明示的に告知している。
2018年9月には、経団連の会長が採用選考に関する指針を廃止する意向を表明している。2021年春入社に向けた就活から指針を撤廃する意向と報じられている。ただし日本商工会議所などからは急な撤廃への反対が表明されてもいる。
関連サイト:
「採用選考に関する指針」の手引き ― 一般社団法人 日本経済団体連合会
採用選考に関する指針(2018年3月12日改訂) ― 一般社団法人 日本経済団体連合会