2018年11月14日水曜日

計画運休

読み方:けいかくうんきゅう

鉄道をはじめとする公共交通機関が、運行の取りやめ(運休)を事前に発表してその通りに運休すること。計画的に運休すること。台風の通過により運行のめどが立たなくなると予測されるような場合に行われることがある。

交通機関が運休する場面といえば、たいていは事故や車両の故障、システムの不具合、あるいは荒天・悪天候といった事態が生じて運行困難になってからの対処という趣が色濃い。しかし「大型の台風が接近している」というような事象は予測可能であるため、台風が通過するまで運行を見合わせると事前に判断する余地がある。そのようにして事前に決定された運休が特に計画運休と呼ばれることがある。

台風が直撃しやすい西日本では、電車の運休を前日などに公表する計画運休はそう珍しくない。首都圏ではめったにないが、2018年の夏に大型の台風の直撃が迫った際にはJR東日本が首都圏のJR在来線の計画的運休を実施した。在来線全線を対象にした計画運休はJR東日本としては初のことだったという。