2020年9月17日木曜日

ダークパターン

英語:dark pattern

ダークパターンとは、ダークパターンの意味

ダークパターンとは、Webサイトを訪れた利用者を騙す目的で作られたユーザーインターフェース(UI)の総称である。ダークパターンにはいくつかの種類がある。

アージェンシー(urgency)

アージェンシーは、「あと00:10:20で販売終了」「残り1セット」といった嘘をついて、利用者の購入を促す手口である。また、「売れ筋の商品なので早めに購入してください」といったメッセージによって購入を促す手口もある。これをスケアシティ(scarcity)という。

オブストラクション(obstruction)

会員登録の解除や商品購入のキャンセルなどが、複雑な手順を踏まないと達成できない手口である。キャンセルのボタンを見づらくする、登録解除のために電話をしなけれならない、といったことでキャンセルを諦めさせることを目的としている。

スネーキング(sneaking)

スネーキングは、商品をショッピングカートに追加した時に、勝手に他の商品もショッピングカートに追加することである。

ミスディレクション(misdirection)

例えば、「いますぐ買う」「あとで買う」といった選択画面において、「いますぐ買う」のボタンをクリックしやすいように大きく濃い色で表示し、「あとで買う」のボタンを見づらい色で表示する手口である。メールマガジンの購読選択において、通常は「□メールマガジンを購読する」と表示し、チェックボックスをチェックしなければ「購読しない」となる。ミスディレクションでは、「□メールマガジンを購読しない」と表示して、利用者を混乱させる。