2010年11月25日木曜日

マウントウェルド鉱床

読み方:マウントウェルドこうしょう
別名:マウントウェルド鉱山
英語:Mt. Weld deposit
英語:Mount Weld deposit

オーストラリアの西オーストラリア州内に位置するレアアース鉱床。ライナス社(Lynas Corporation Limited)が保有する。レアアースの埋蔵量は世界最大級とされ、鉱石の品位(金属含有量)も比較的良質。中国のバイユンオボ鉱床や米国のマウンテンパス鉱山などと並ぶ大規模レアアース鉱床として注目されている。

同鉱山の開発プロジェクトは2009年に一時中断されていたが、再開される。操業開始は2011年第3四半期の予定である。

2010年11月、ライナス社と双日はマウントウェルド鉱床におけるレアアースの日本向け供給に関する戦略的提携を締結したと発表。年間約9000トンのレアアース供給を10年にわたり確保する予定となっている。

2000年代後半以降、レアアースの生産において事実上の独占状態にある中国がレアアース輸出規制を次第に強める中、日本へのレアアースの安定供給を実現可能にする明るい話題として伝えられている。

関連サイト:
豪鉱山会社ライナス社とのレアアースの供給・拡張プロジェクトに関する戦略的提携の基本合意について - 双日株式会社 ニュースリリース