2011年2月12日土曜日

PSCマーク

英語:Product Safety of Consumer Products mark
英語:PSC mark

「消費生活用製品安全法」が規定する、消火器具や劇物といった特定分野の製品に対して、安全性基準に準拠した製品に与えられるマーク。経済産業省が認定している。

消費生活用製品安全法では、「消費者の生命・身体に対して特に危害を及ぼすおそれが多い製品」とされる分野に該当する製品はPSCマークを表示しなければ販売してはいけないと規定している。

対象製品は「特定製品」と「特別特定製品」の二種類に分かれている。特定製品は製造者の自己確認を必要とし、特別特定製品は第三者機関の検査を受けることが義務付けられている。

特定製品の例としては、石油ストーブ、家庭用圧力鍋、登山用ロープなどが含まれる。また、特別特定製品には、浴槽用温水循環器、レーザーポインター、乳幼児用ベッドなどが含まれている。

2010年12月には、いわゆる100円ライターが特別特定製品に指定され、規制の対象となっている(「ライター規制」)。本施行日の2011年9月以降は、PSCマークのない100円ライターが販売できなくなる。

100円ライターによる製品事故は2004年からの5年間で132件、子供の火遊びを原因とする火災は10年間で500件あまり発生しているという。欧米ではチャイルドレジスタンス機能と呼ばれる安全装置の導入が進んでいる。


関連サイト:
【経済産業省】 -消費生活用製品安全法PSCマーク制度のページ