2011年3月7日月曜日

年金時効

読み方:ねんきんじこう
別名:年金の時効

年金を受ける権利を保持する期間。受給対象になった後、請求せず時効期間を経過すると、本来受給できた年金が、受け取れなくなる。

国民年金は該当者が請求しなければ支給されない仕組みになっており、請求があれば遡って支給される期間が設けられているが、国民年金法により、無制限に遡ることはできないようになっている。公的年金を受ける権利は5年で消滅する。たとえば、年金受給年齢になって8年後にようやく請求をした場合、直前の5年分は支給されるが、それ以前の3年間は、請求できないことになる。

2007年7月に、前後に話題になった社会保険庁の年金記録漏れ問題などを背景にして「年金時効特例法」が公布された。これによって、年金記録の訂正による年金の増額分は、時効により消滅した分も支給の対象とされた。ただし、純粋な請求漏れに関しては依然として時効以前に遡ることはできない。

関連サイト:
年金時効特例法の施行について - 社会保険庁 年金記録問題