2011年3月3日木曜日

PFI

別名:民間資金を活用した公共施設整備
別名:民間資金主導
別名:プライベートファイナンスイニシアチブ
別名:プライベートファイナンスイニシアティブ
英語:Private Finance Initiative

公共事業・公共工事に民間の資金やノウハウを導入し、国費の節減やよりよい公共サービスの提供を図る手法。

従来、公共事業は施設の設計や建設、維持、管理など、事業の各段階を細かく決めた上で、民間の事業者に施工を発注してきた。これに対して、PFIのもとでは、施設の設計から建設、運営やサービス提供に至るまで、まとめて民間に委託される。

PFIにより公共事業に市場原理が導入され、コストの削減が実現される他、新規事業の市場を民間に提供するなどの効果も期待される。

日本におけるPFIは、1999年7月に施行された「PFI法」(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律)を根拠としている。PFIは内閣府に設置された「民間資金等活用事業推進室」(PFI推進室)、および、「事業仕分け」や「規制仕分け」「国まるごと仕分け」などを推進している「行政刷新会議」において、検討・推進されている。

なお、PFIに似た言葉としてPPP(パブリックプライベートパートナーシップ)という言葉もある。PPPは「公共サービスの民間開放」とも呼ばれており、PFIよりも広範囲に、公共事業を民間に委ねることを指す。

関連サイト:
PFI(民間資金を活用した公共施設整備) - 内閣府 行政刷新