2011年4月7日木曜日

ガイガーカウンター

別名:ガイガー・ミュラー計数管

放射線量計測器と呼ばれる、放射線を計測する機器の一種。端窓型管(端窓型計数管)と呼ばれる、「窓」の付いた筒の形をしており、筒の中を通過した電離放射線を検出して数値化することができる。

ガイガーカウンターで検出可能な放射線の主な種類として、X線、ベータ線、ガンマ線などがある。機種によってはアルファ線なども検出可能としているものがある。

また、最近の市販のガイガーカウンターでは、設定した放射線量率を超えた場合にブザーを鳴らす機能、液晶デジタル表示、USB充電機能といった様々な機能が搭載されている。

ガイガーカウンターは1900年代に基本的な検知方式が発明された。構造はそれほど複雑でなく、ブタンガスや高圧電源、コンデンサといった材料を揃えれば簡易的なガイガーカウンターを自作することもできる。

2011年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所の原発事故において、放射性物質の飛散が危惧され、周辺地域および首都圏などで不安が広がっている。4月7日現在、市販のガイガーカウンターは軒並み品切れ状態に陥っている。

関連サイト:
紙筒と空き缶で作る高感度ガイガー計数管 - 東レ理科教育賞