2011年5月25日水曜日

フィブリノゲン

別名:フィブリノーゲン
別名:繊維素原
別名:線維素
英語:fibrinogen

ヒトの血液中に含まれる血液凝固因子の一種。

フィブリノゲンは血液中から抽出されて止血剤(フィブリノゲン製剤)として用いられることがある。ただし、原料中に肝炎ウイルスが混入し、過去にフィブリノゲン製剤を投与された患者1万数千人がC型肝炎に罹患、「薬害肝炎訴訟」へと発展する事件が起きている。

2011年5月、遺伝子組み換えを行ったカイコからフィブリノゲンを精製することに成功したと、国内の医薬品メーカーが発表した。製剤化が確立されればC型肝炎への感染リスクのないフィブリノゲン製剤が実現可能になる。