2011年5月2日月曜日

生食用食肉

読み方:せいしょくようしょくにく

食肉のうち、加熱せずに生食することが可能な食肉のこと。特に、牛または馬の肝臓についていう。

1998年、厚生省(現厚生労働省)は「生食用食肉等の安全性確保について」の通知の中で、生食用食肉の衛生上の取り扱いガイドラインを示す「生食用食肉の衛生基準」を発表している。これは1996年に発生した、腸管出血性大腸菌O-157による集団食中毒事件を受けて策定されたものである。

2011年4月に、富山県および福井県で腸管出血性大腸菌O-111による食中毒が発生し、5月6日までに計4人が死亡するという事件に至っているが、その原因と見られている料理は生食用食肉ではない食肉を生で提供していたことが明らかになっている。

関連サイト:
生食用食肉等の安全性確保について - 厚生労働省