2011年6月27日月曜日

上関原子力発電所

読み方:かみのせきげんしりょくはつでんしょ
英語:Kaminoseki Nuclear Power Plant

中国電力が山口県の瀬戸内海沿い、長島の最西端を埋め立てて建設を計画している原子力発電所。改良型沸騰水型原子炉(ABWR)を2基建設予定であり、出力は1基につき137.3万キロワット。

上関原子力発電所は2018年の1号機稼動を目指して工事が進められ、2011年3月の時点で一部の森林開発や埋め立て準備などを行っている。埋め立ては反対派の地域住民による妨害活動などもあって度々延期されている。

埋め立て事業を行うには県から免許(公有水面埋め立て免許)を得る必要があり、中国電力は工事が延期されるに伴い免許の延長を申請してきた。2011年6月27日、山口県は2011年3月に東京電力福島第一原子力発電所で原発事故が発生したことを背景に、県は免許の延長を許可しない方針を決めた。このため上関原子力発電所の建設計画は大幅な見直しが必要な状況となっている。

関連サイト
上関原子力発電所(準備工事中) - 中国電力