2011年6月14日火曜日

ヒブワクチン

別名:インフルエンザ菌b型ワクチン
別名:Hibワクチン
別名:Hib vaccine
英語:Haemophilus influenzae type B vaccine

インフルエンザb型と呼ばれる真正細菌の一種に対する接種。

インフルエンザb型は、風邪と間違われやすいいわゆるインフルエンザではなく、中耳炎や肺炎、気管支炎、敗血症といった重い疾患を引き起こす菌である。とりわけ乳幼児に多く感染する「細菌性髄膜炎」は、日本でも1000人に一人は罹患するといわれる重大な感染症である。ヒブワクチンは、Hibに感染することによるこれらの感染症を予防するのに効果的とされる。

日本では2008年にヒブワクチンの任意接種が可能となっており、乳幼児への接種を受けることができる。その際、小児用の肺炎球菌ワクチンなどと同時接種されることが多い。なお、ヒブワクチンとの関連性は希薄と見られているが、接種をうけてから7日以内に乳児が死亡するという事例が2011年3月に数件連続して発生してている。