2011年6月20日月曜日

南シナ海行動宣言

読み方:みなみシナかいこうどうせんげん
別名:南シナ海における関係国行動宣言

2002年にASEAN(東南アジア諸国連合)と中国との間で合意した東シナ海の領有権争いを抑止するための枠組み。

スプラトリー諸島(南沙諸島)、およびその周辺の海洋資源を巡り、ASEAN諸国と中国がそれぞれ所有を主張して紛争が生じている。80年代には中国・ベトナム間で武力衝突も起きている。南沙諸島は、島そのものは領地としてそれほど魅力があるわけでないが、その周辺海域に豊富な資源、例えば大規模な石油・天然ガス資源が埋蔵されているなどと言われている。

南シナ海行動宣言は、あくまで宣言であり、各国の理解を協力を求める性質のものでしかなかったが、2010年から2011年にかけて、法的拘束力を有する「南シナ海行動規範」として改めて制定しよういう動きが進められている。

関連サイト:
わが国を取り巻く安全保障環境-中国との関係 - 平成22年版防衛白書