2011年7月14日木曜日

ヴィサギナス原子力発電所

読み方:ヴィサギナスげんしりょくはつでんしょ
別名:ヴィサギナス原発

バルト三国の1国であるリトアニアが建設計画を進めている原子力発電所。ウテナ県ヴィサギナスへの立地が予定されている。

リトアニアでは2009年まで、世界最高出力を誇るとされた「イグナリナ原子力発電所」を運用していた。原子炉はRBMK(黒鉛減速炉)と呼ばれる炉型で、チェルノブイリ原子力発電所で採用されていた原子炉と同型だった。高出力である反面、安全面でのリスクが高いという特徴があり、EUの要請を受け入れる形で廃炉が決定され、閉鎖された。

ヴィサギナス原子力発電所の建設に当っては、2011年7月現在、受注業者の選定が行われている。日本の原発メーカーも、福島第一原子力発電所での原発事故発生後、初めて入札に参加をしている。7月14日、リトアニア側は日本の技術を導入することを積極的に検討していることを会見で表明している。