2011年7月14日木曜日

調整運転

読み方:ちょうせいうんてん

原子力発電所において、原子炉の定期点検の最終段階として、通常と同規模の出力で原子炉を運転すること。

調整運転は定期点検の最終段階として、検査のために停止した原子炉を通常の稼動と同じ状態で稼動させ、再開可能かどうかを判断する過程である。通常の稼動と同じ規模の出力で発電もし、発電した電力も外部の電力網に提供されるが、あくまでも検査期間中の運転という位置づけとなる。

2011年3月に定期点検を行すすめて調整運転の段階に入っていた、北海道電力と関西電力の原子炉2基は、東日本大震災、および福島第一原子力発電所の原発事故の発生以後試験が終了せず、7月まで4ヶ月におよび調整運転の段階で運転が続けられていることが分かり、問題視されている。