2011年7月14日木曜日

RBMK

別名:黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉
別名:黒鉛減速炉
英語:Reaktory Bolshoy Moshchnosti Kanalniy

旧ソ連が開発、運用していた原子炉の形式の一つ。中性子を減速するために黒鉛を使用する。チェルノブイリ原子力発電所で採用されていた炉型として知られる。

RBMKでは核燃料となるウランを濃縮加工する必要がなく、天然ウランをそのまま使用することが可能であるため、安価で稼動できるというメリットがある。しかも、高効率でエネルギーを取り出すことができる。その反面、炉内の状態が不安定になりやすく、リスクが非常に高いという難点を持つ。

チェルノブイリ原子力発電所事故の発生後、RBMKは新規に建設されることはなく、現在稼動している炉も国際的には廃炉が促されている。リトアニアでは2009年に、EUの要請を受け入れる形で、稼動していたRBMKを閉鎖している。リトアニアは2011年、新しい原子力発電所の建設計画を進めている。