2014年5月21日水曜日

ホンダジェット

英語:HondaJet

ホンダエアクラフトカンパニー(Honda Aircraft Company)が開発した小型航空機。主翼の上にエンジンが乗った独特のスタイルが特徴となっている。エンジン位置や機体前端(ノーズ)などの設計、エンジン自体に至るまで、すべて自社開発されている。

ホンダジェットは、小型機の代名詞的存在であるセスナ(Cessna)と同様、いわゆるビジネスジェット機に区分される。米国のように広大な国土を持つ国では、要人の移動手段としてよく利用されている。

ホンダエアクラフトカンパニーは本田技研工業の連結子会社として1980年代に米国で設立された。1990年代半ばからホンダジェットの開発プロジェクトが正式にスタートし、2003年に独自エンジンの開発に成功、実験機による飛行試験が開始された。2010年に量産型1号機が飛行を成功させた。2012年には航空機設計における最高の栄誉とされる「エアクラフトデザインアワード」を授賞している。

ホンダジェットは当初、2011年に納入が開始される予定だったが、これは開発や諸手続きの関係で遅れが生じている。2011年の時点ですでに100機ほど受注があるという。2014年5月にはスイスの展示会でホンダジェットを展示すると共に、翌2015年に納品を本格開始すると発表している。

関連サイト:
Honda Aircraft Company
HondaJet - 本田技研工業