2012年1月13日金曜日

予防的措置範囲

読み方:よぼうてきそちはんい
別名:予防防護措置準備区域
別名:予防的防護措置準備区域
英語:Precautionary Action Zone
英語:PAZ

原子力施設で重大な原発事故が発生した際に、予防的な措置として、住民がただちに避難を開始すべきとする区域。該当区域の住民は、事故による放射性物質の放出の有無や多寡に関わらず、事故発生と同時に避難するよう指示される。

予防的措置範囲は、国際原子力機関(IAEA)の安全基準において推奨されている考え方であるが、日本ではこれまで採用されていなかった。2011年8月、原子力安全委員会は、3月に東京電力福島第一原子力発電所で発生した原発事故を教訓として、予防的措置範囲を「直ちに住民が避難する区域」として設定する方針を固めた。

関連サイト:
IAEA の安全基準と主要国における原子力災害対策の状況 (平成21年度11月11日版) - 独立行政法人日本原子力研究開発機構