2011年11月4日金曜日

キュリウム244

別名:cm242
英語:Curium-242

キュリウムの同位体の一種。半減期はおよそ18年。アルファ線を放射する。自発核分裂によって放射性キセノンを生成することがある。

2011年11月2日に東京電力福島第一原子力発電所の原子炉2号機から放射性キセノンが検出された際、核燃料などに含まれるキュリウム244やキュリウム242が自然核分裂して生成したものである可能性が提示された。ただし、放射性キセノンはウランの核分裂反応によっても生じるため、局所的な臨界が発生している可能性もある。

東京電力は11月3日に、放射性キセノンの解析の結果として、自発核分裂によって生じたものと結論づけ、原子力安全・保安院へ妥当性の評価を依頼している。