2011年12月19日月曜日

ゼロワン地域

読み方:ゼロワンちいき
別名:弁護士ゼロワン地域

地方裁判所の支部が管轄する地域区分内に、法律事務所などを置く弁護士の数が、1名しかいない、あるいは全くいない地域。

日本国内には地方裁判所およびその支部が203ある。その中で弁護士の数は偏りが多く、地方では弁護士の数は3名未満の地域が多く、いわゆる司法サービスの地域格差が生じ問題となっていた。

ゼロワン地域の問題に関しては、1999年に発足した「司法制度改革審議会」の提言により、2000年代から改善の動きが進められている。

2003年の時点では全国100ヵ所以上が弁護士3名以下、うち60ヵ所以上は1名以下(ゼロワン地域)となっていたが、2011年12月に北海道紋別市で新しく弁護士事務所が設置されたことにより、203の区域からは少なくともゼロワン地域はなくなった。