2011年12月19日月曜日

有事のドル売り

読み方:ゆうじのドルうり

大事件が起きた際には米ドル通貨を売るとよいという格言。

「有事のドル売り」の有事とは、戦争や内紛、テロ、経済危機、自然災害などの事件を指す。「有事のドル売り」は、このような事件が起きた時は、流動性の高い米ドルを売っておくとよいという経験則である。

「有事のドル売り」により、円通貨は円高になる。

「有事のドル売り」は、過去には2001年のアメリカ同時多発テロ事件、2003年の米軍によるイラク空爆などで起きている。

一方、1991年の湾岸戦争、2011年の金正日・総書記の死去の時はドルが買われた。これを「有事のドル買い」と呼ぶ。