2011年12月27日火曜日

給付付き税額控除

読み方:きゅうふつきぜいがくこうじょ
別名:給付つき税額控除

社会保障給付と税額控除を一体化にした仕組みのこと。

給付付き税額控除は、経済学者のミルトン・フリードマンの「負の所得税」がモデルになっている。

給付付き税額控除は、所得税の納税者には税額控除をして、所得が低く控除しきれない人には現金を給付するというものである。

給付付き税額控除は、アメリカ合衆国をはじめ、イギリス、フランス、オランダなどの国々が導入している。日本においては、政府民主党が2009年に「平成22年度税制改正大綱~納税者主権の確立へ向けて~」の中で、所得控除から給付付き税額控除への転換を推進すると記している。そして、2011年12月には財務省が、給付付き税額控除を導入した際の必要額を試算するなど、給付付き税額控除導入に向けての準備が進められている。

関連サイト:
平成22年度税制改正大綱~納税者主権の確立へ向けて~ - 首相官邸(PDF)