別名:フォボス・ソイル
英語:Phobos-Grunt
ロシア宇宙軍によって2011年11月に打ち上げられた火星探査機。火星の衛星・フォボスの土を採取して地球に帰還することを主要なミッションとしていた。
フォボス・グルントは2011年11月9日にカザフスタンから打ち上げられた。しかし予定の軌道に乗ることはできず、軌道修正にも失敗し、地球を周回している状態に陥った。
フォボス・グルントはその後わずかずつ高度を下げ、地球へ落下する可能性が高まっていると指摘された。2012年1月6日の時点では、おおむね1月15日から16日頃に落下するものと予測された。
日本時間の2012年1月16日午前2時頃に、フォボス・グルントの破片が、チリ西部約1200キロ沖合いの太平洋上に落下した。
関連サイト:
フォボス・ソイル計画/蛍火1号 - 月探査情報ステーション