2012年3月19日月曜日

PAC-3

読み方:パックスリー
別名:パック3
別名:パトリオット能力発展型第3段階
別名:地対空誘導弾パトリオット3
英語:Patriot Advanced Capability-3

長距離弾道ミサイルを迎撃するために使用される地対空ミサイル(パトリオットミサイル)の改良型・第3形態。ミサイル本体を指す場合と、ミサイル迎撃システム全体を指す場合があり、厳密には区別して扱われる。

パトリオットミサイルはPAC-1、PAC-2、PAC-3の世代区分で扱われることが多い。世代ごとに各部の改良が施されて性能が向上している。PAC-3が2012年現在の最新型であり、自衛隊が装備しているパトリオットミサイルもこのPAC-3である。

PAC-1は最初の改良型で、電子妨害手段への対応が図られた改良版とされる。PAC-2はさらにミサイルの破壊力そのものが向上された。PAC-2は1991年に湾岸戦争で使用され、スカッドミサイルの迎撃により広く知られるようになった。

2009年3月に北朝鮮が「人工衛星」の打ち上げを発表した際、日本政府は自衛隊法に基づき破壊措置命令(ミサイル破壊措置命令)を発令、自衛隊にPAC-3の配備を準備させた。2012年3月に再び北朝鮮が「人工衛星」の打ち上げを発表した際も、PAC-3の配備を検討する旨が表明されている。

関連サイト:
Patriot - レセイオン(英語)
PAC-3 Missile - ロッキード・マーティン(英語)