2012年4月6日金曜日

水中文化遺産

読み方:すいちゅうぶんかいさん

海底に沈んでいる構造物を文化財として指定したもの。主に、遺跡や沈没船などが指定される。

水中文化遺産は、2009年に発効した「水中文化遺産保護条約」を根拠としている。主に、サルベージによる盗掘や遺跡の破壊から保護するという目的がある。水中文化遺産保護条約では、批准した国に対して、水中文化遺産の保護を義務付け、商業目的の開発を禁止している。

水中文化遺産保護条約は2001年11月に採択されたが、発効に必要な批准国の20ヵ国には長い間達せず、2009年にはじめて発効した。

関連サイト:
水中文化遺産保護に関する条約(PDF) - UNESCO